2026年1月4日、香港メディア・香港01はBMW中国が主力車種のメーカー希望価格を大幅に引き下げたと報じた。

記事は、BMW中国が1日付で主力31モデルの価格改定を実施し、一部のモデルでは最高で30万元(約660万円)以上の値下げを行ったと紹介。

今回の調整対象はフラッグシップモデルからエントリーモデルまで多岐にわたり、24モデルで10%以上、5モデルで20%以上の値下げが行われたとした。

また、電気自動車(EV)では最上位モデル「i7 M70L」が189万9000元(約4250万円)から159万8000元(約3580万円)へと16%引き下げられ、「iX1 eDrive25L」も29万9900元(約670万円)から22万8000元(約510万円)へと、今回最大となる24%の引き下げになったことを伝えた。

その上で、BMW中国が今回の価格改定について、一部製品のメーカー希望価格を調整して製品価値の向上を図る戦略的な対応で、価格競争に陥ったものではないと説明しており、あくまで最終的な価格はディーラーが決定するとの姿勢を示したことを紹介した。

記事は、あくまで前向きなBMW側の説明に対し、BMWにとって世界最大の単一市場である中国での販売不振が背景にあり、25年1~9月の新車引き渡し台数が前年同期比11.2%減の46万5400台にとどまったことを指摘した。

そして、業界アナリストからは、短期的な販売圧力への対処であると同時に、次世代プラットフォームの導入を見据えた戦略的な技術転換への布石であるとの分析とともに、今後、高級車市場の競争が価格から技術力へと移行するとの見方が出ていることを紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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