第43回国連教育科学文化機関(ユネスコ)年次総会の審議を経て、中国の科学者・顧方舟氏(1926-2019)生誕100周年記念イベントがユネスコのシリーズ記念行事に正式に取り入れられました。2026~2027年に、中国、フランス、イタリアなどで顧方舟氏生誕100周年記念イベントが開催される予定です。

これは中国の魏晋時代(220-420年)の数学者・劉徽氏(225-295)に続き、ユネスコ科学者生誕記念行事に選ばれた2人目の中国人科学者となります。

医療環境があまり整っていなかった1950~1960年代、ポリオが小児に多発し感染力が強く、感染すると軽度の場合はまひや身体障害を起こし、重篤の場合は命に係わる病気でした。1959年、顧氏は命懸けでポリオワクチンの研究に身を投じました。ワクチンの人体安全試験の段階では、未知のリスクに直面し、顧氏は身の安全を顧みず、自ら薬を試してワクチン溶液を飲み、命を賭してワクチンの安全性を確かめました。また、子どもに対するワクチンの安全性を検証するため、顧氏は1歳未満の息子もワクチンの試験に参加させました。たゆまぬ努力の結果、顧氏が率いる研究チームは液体のポリオワクチンを創造的に固体の糖衣錠に加工し、中国でのポリオ感染を効果的に抑えることに成功しました。

ユネスコが顧氏を記念することは、顧氏個人の貢献に対する高い評価だけではなく、中国が疾病予防と治療の分野で収めた成果を十分に肯定するものでもあるとみられています。(提供/CRI)

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