国際的な学術誌「天文と天体物理学研究(RAA)」は1月7日、中国が打ち上げを予定する宇宙望遠鏡の「巡天(CSST)」についての科学シミュレーション研究の成果を、オンライン特集の形で紹介しました。

CSSTは中国の有人宇宙プロジェクトの一部として建設される、次世代型のフラッグシップ級宇宙天文観測施設で、広視野、高画質、広帯域などの特徴があります。

中国の科学者はCSSTによる科学成果の適時性と信頼性を確保するために、観測と利用の全過程を網羅する一連のシミュレーションのソフトウエアを構築しました。

シミュレーション研究の一連の成果としては、新たに開発されたソフトウエアが望遠鏡の主光学系と広視野サーベイカメラ、多チャンネル画像形成装置、積分視野分光器、テラヘルツ分光器などのすべての観測端末をシミュレートしており、光学設計の残差、光学加工の残差、調整誤差、重力場や温度場による光学系の変化などをシミュレートすることで、同望遠鏡の観測データについて1画素レベルまでの高品質な再現を実現しました。

関連するソフトウエアとデータは望遠鏡の全体性能の総合評価に用いられるほか、データ処理パイプラインについて個別化されたテストデータを提供し、望遠鏡の科学的有用性を定量評価するために不可欠なツールとデータの基盤を提供します。(提供/CRI)

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