2026年1月8日、中国メディアの観察者網は、小米(シャオミ)の創業者兼会長である雷軍CEOが次世代電気自動車(EV)「小米SU7」の情報を公開し、特に安全性を強調したことを報じた。

記事は、雷軍氏が1月7日に中国のSNS微博を通じて、次世代「小米SU7」を2026年4月に発売することを発表したと紹介。

新型モデルの予約販売価格は22万9900元(約520万円)とされ、現行モデルの最低グレード価格21万5900元(約490万円)より高くなるものの、競合するテスラModel 3の23万5500元(約530万円)よりは依然として低い設定だと伝えた。

「SU7」をめぐっては、従来モデルで発火やドアが開かないなどの事故報告が相次ぎ、「安全性より見た目を重視している」といった声さえ出るなど、その安全性に対する疑念が取り沙汰されてきた。記事は、今回のプロモーションでは雷氏が「安全は全ての基礎であり、前提条件だ」と述べるなど「安全性」を前面に打ち出したことに言及。新型モデルでは受動的安全性が強化され、独自開発の超強鋼を用いたはめ込み型ロールケージや、後席サイドを含む全9個のエアバッグが全車に標準装備されると伝えた。

新型のシャオミSU7、雷軍CEOは「安全性」強調―中国メディア
SU7

さらに、バッテリーについてもより外力に耐えられる防護ビームや底部の「防弾コーティング」などの採用により安全冗長性が向上していると説明した。

運転支援システムについて記事は、現行モデルとの大きな構成差を指摘。現行モデルでは非搭載だったレーザー光を使用したリモートセンシング技術「LiDAR(ライダー)」が全グレードで標準装備となったほか、4Dミリ波レーダーや、「Xiaomi HAD」エンドツーエンド補助運転システムも全車標準となり、システムの信頼性と能動的安全能力の向上が図られたと分析している。

このほか、標準版およびPro版が炭化ケイ素(SiC)高電圧プラットフォームを搭載し、Pro版の航続距離がCLTCモードで902キロに達すること、最上位のMax版ではさらに強力なプラットフォームを採用することで、15分間の短時間充電で670キロの走行が可能になると伝えた。

記事は、雷軍氏が以前明らかにしたデータとして、小米汽車の2025年通年納車台数が41万台超と当初目標の35万台を大きく上回り、26年の納車目標として55万台を掲げていると報じた。(編集・翻訳/川尻)

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