2026年1月8日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国の大手自動車メーカーBYDがフランスの映像制作会社「Mediawan」とパートナーシップ協定を結び、映像作品にBYDの自動車を登場させることで、欧州市場でのシェア拡大を図っていると伝えた。
両社の共同声明では具体的な金額については触れられていないが、協議内容にはBYDからMediawanへ多額の資金を投入することと引き換えに、世界150カ国で人気のアニメ作品「ミラキュラス レディバグ&シャノワール(Miraculous)」を含めたMediawanの主要コンテンツを通じてBYDの自動車を展示することや、若手クリエーターのための「Build Your Dreams」賞を設立し、BYDブランドの世界観に触発されたオリジナルコンテンツの開発を重要プロジェクトとすることなどが含まれるという。
記事は、ゼネラルモーターズ(GM)とネットフリックス、アウディとディズニー、韓国の現代自動車とソニー・ピクチャーズなど、大手自動車メーカーと映像コンテンツ企業とのパートナーシップの例を挙げ、「最近テスラを抜いて世界で最も多く電気自動車(EV)を販売するメーカーとなったBYDは、欧州最大の映像制作グループであるMediawanとの協力を通じて、他の国際的な大手メーカーと同様に映像作品による露出回数の増加を図っているようだ。映像制作業界も資金調達のプレッシャーに直面しており、このような協力体制はブランド側がパートナーシップの立場で映像制作に関与する新たなトレンドを生み出すだろう」と指摘した。
記事が引用したデータによると、25年のBYDの海外市場での自動車販売台数は前年同期比で倍以上に増加しており、中国市場と海外市場を合わせて460万台(うちEVは226万台)を販売している。フランスでは1万4300台を販売し、前年同期比145%増の市場シェア0.9%を占めている。BYDは26年にフランス国内の販売ネットワークを90拠点から200拠点に増やす計画だという。
Mediawanグループのピエール・アントワーヌ・カプトン社長はBYDとの共同声明で「ブランドを映像制作のパートナーとして参入させる度合いは高まり続けており、非常に重要になっている。(今回の協定締結により)私たちはより大規模な創作や野心的なプロジェクトへの投資が可能になるだろう」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)











