雲南農業科学院が企画した「新品種のコウシンバラの命名」キャンペーンに、あるネットユーザーがそのおじさんの名前を取った「宝華コウシンバラ」という名前を応募し、ネット上で話題となり、たくさんのネットユーザーが次々と一票を投じた。そして、ネットユーザーが盛り上がっているだけかと思いきや、雲南農科院が本当に中国国産のコウシンバラの新品種4379-4の名前に「宝華コウシンバラ」を採用し、一次審査にも通過、その名前が花の歴史に刻まれることになりそうだという。

人民網が各社の報道をまとめて伝えた。

雲南省農科院花卉研究所の蔡艶飛(ツァイ・イエンフェイ)研究員率いるチームは「ぜいたくな悩み」を抱えている。チームは近年、1000種類以上のコウシンバラの新品種や優良株の開発に成功したものの、これらの「かわいい子供」たちに、文化的奥深みがありながらも、誰でも覚えやすい名前を付けることが育種より難しいというのがその悩みだ。そこで、チームは昨年12月、科学普及系のブロガーにソーシャルメディアを通して、「命名キャンペーン」を実施するよう依頼した。

最初、ネットユーザーからは詩趣に富む中国らしい名前がたくさん寄せられた。その後、あるネットユーザーが「宝華コウシンバラ」を提案し、その理由として「私のおじさんの名前が劉宝華だから」と書き込んだ。その家族愛あふれる提案はネットユーザーの間で大きな話題となり、投票のページでは「宝華コウシンバラ」の得票数が他を大きく上回ってトップに立った。

蔡氏は、「採用したのは、そのおじさんの名前が宝華であるからというよりは、『宝華』という漢字2文字がちょうど中国で開発されたコウシンバラにピッタリだったから。中国のコウシンバラに中国の名前を付けることで、より風格を感じることができる。中国には『自然の資源が豊かで、人々も才能があふれる』という意味の『物華天宝、人傑地霊』という言葉もある。『宝華』という名前は、このように中国のたくさんの文化の奥深みともマッチしている」と説明する。

これは単なる花の命名にとどまらず、科学と人文の「コラボレーション」にもなった。

科学研究機関は開放的な姿勢でネットユーザーの気持ちをくみ取り、花に「家族」への思いが込められ、人間味あふれるエピソードにもなった。他のネットユーザーからも「私のお父さんの名前も『宝華』。『宝華コウシンバラ』が市場で販売されるようになったらぜひ買いたい」とのコメントを寄せた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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