浙江農林大学・東湖キャンパスの裏山では最近、「ロープをしっかりつかんで!足元に注意して!」といった大きな声が飛び交い、活気にあふれている。中国新聞網が伝えた。
浙江農林大学では全学部を対象とし、2025年度入学新生全員が参加する「ジャングルクロッシング」実習授業が行われている。そして学生延べ約6000人の体育の授業が運動場から大自然広がる山に移された。
なぜ、山で体育の授業が行われているのだろうか?浙江農林大学の体育・軍事部の馮禕(フォン・ウェイ)主任によると、キャンパスの裏山にある総合実践拠点の敷地面積は約66.7ヘクタールで、同校が最近借りた山林資源なのだという。体育・軍事部は25年に体育の授業をアップデートし、大学1年生全員を対象とした「ジャングルクロッシング」を実施した。
複数のクラスが同時に森を横断することができるように、同校はチャレンジ性と実行可能性のバランスを取った複数のコースを設置している。1コースは5キロ以下となっており、1時間半以内に完走できるように設定されている。コースを一定のペースで進むことができるよう、教師や担当の学生がそれぞれのグループの前と真ん中、後ろのカギとなるポジションを受け持つ。急な坂やいばらなどに遭遇すると、授業で学んだ安全に関する知識をうまく活用しながら、学生は互いに励まし合ったり、助け合ったりしている。
教育部が指定した「全国大学生野外サバイバル訓練」を試験的に実施する第1陣の高等教育機関7校の一つである浙江農林大学は02年から、サバイバル訓練(アウトドアスポーツ)カリキュラムを全国に先駆けて開設してきた。
当初はまきを割り、火を起こし、湯を沸かしたり、食事を作ったりといった基本的なサバイバル術がレクチャーされていた。この特色あるカリキュラムにはここ約20年の間に、ロッククライミングやジップライン、木登り、カヌー、スタンドアップパドルボード(SUP)といったさまざまなアウトドアスポーツも取り入れられるようになった。今ではアウトドアスポーツカリキュラムは体系化され、リュックパッキングスキル、トレッキング、ロープワークスキル、キャンプスキルなどをカバーしている。
教育専門家は「浙江農林大学の模索と実践は中国の高等教育機関の体育教育改革に有益な参考を提供している。新鮮味のあることを追求するために体育の授業を野外で行っているのではなく、自然を舞台にして、チームワークや協力、リスク対応、自然保護といった教育の目標とうまく組み合わせ、体育と徳育、智育、美育、労育の絶妙な融合を実現している」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











