2026年1月10日、中国日報(チャイナ・デーリー)によると、パリを訪れた中国人男性がネット上に掲載した現地の風景写真が「大バズり」している。
記事は、河南省出身の高齢男性がフランス観光中に撮影した一連の「無加工写真」の写り具合を巡ってネットユーザーの間で笑いと共感を呼んでいると紹介。
また、ネット上では「おかげで旅行に行きたいという欲求が見事に抑制された」「撮影も年長者の手にかかると、(加工のないありのままが写るので)手加減がないな」といったユーモアあふれる評価が相次ぐとともに、多くのユーザーが「パリ症候群(パリへの過度な幻想や期待)が治った」と評したことを指摘した。
一方で、自身が公開した写真が大きな注目を浴びたことについて、男性が「なぜバズったのか自分でもわからない」と驚きを示したことを紹介。男性は写真が昨年10月下旬に撮影したもので、年末年始になって急に拡散したことを明かした上で「特別な感情があったわけではなく、現地に着いたからツアーの同行者に頼んでついでに撮ってもらっただけだ。強行スケジュールでアングルを探す暇もなかったし、撮ったらすぐに投稿した。自分は加工もフィルターも使えないので、撮ったままを出した」と語っていることを伝えた。
記事は、旅行会社のスタッフがライブ配信を行い、その中で「撮影当日は雨が降っていたこと」や「高齢のため構図や画像の修整技術がなかったこと」を明かした上で、「パリはやはり美しい場所だ」と強調したと報じた。
この報道は、高齢男性の写真技術の平凡さをユーモア混じりに「いじる」といった表面的な現象を伝えると同時に、中国人の間で「飾りや誇張のないリアルなもの」を見たいという欲求が高まっていること、かつて「憧れや目標」だった欧米やその風景に対し、対等的な視点、さらには「大したことない、むしろ遅れている」という見方を持ち始めたことも示唆しており、中国のセルフメディアでも同様の視点で紹介されている。(編集・翻訳/川尻)











