中国人民大学の「書記厳選」ダウンジャケットが思いがけず人気を集めている。899元(約2万円)のロングタイプは発売と同時に飛ぶように売れて品切れとなり、ミニプログラムはアクセス集中で一時ダウンした。
この冬、校章の入った大学オリジナルダウンジャケットが人気となり、「有名ブランドのマークではなく校章を買う」という新たな消費トレンドが生まれている。人民大学だけでなく、中央戯劇学院、北京電影学院、ハルビン工業大学など多くの大学のオリジナルダウンジャケットも人気のアイテムとしてブームになっている。
大学のダウンジャケットがこれほどファンを獲得しているのはなぜだろうか?
蘇州大学の文化クリエーティブグッズショップでは、ダウンジャケットの試着に長蛇の列ができていた。湿度が高く寒冷な江南エリアの冬の気候と教職員・学生のニーズを踏まえ、同大学は複数のタイプをデザインした。防水・防風シェルは日常使いに適し、軽量ベストは学内活動向け、ロングタイプは冬休みに極寒の北方エリアへ帰省する教職員・学生に対応したタイプとなっている。5日の発売以降、7日正午までにオンラインと実店舗の合計で2400着余りが売れた。
南京師範大学のダウンジャケットは大学の100年の歴史を身にまとうという発想からデザインされている。胸元に「NNU」のロゴと1902年の創立年を巧みに融合させ、719元(約1万6000円)だが、発売直後に完売した。運営チームによると、毎月400着以上を販売し、オンラインでは常に「注文殺到」の人気商品となっている。
大学ダウンジャケットのヒットの背景には、「コスパの良さ+実用性」という二重の強みがある。市場に出回っている同品質の商品と比べて、価格は3分の1から半分程度低く、充填量から生地に至るまで厳格に管理されている。また、日常の使用シーンに即したデザインで、従来のクリエーティブグッズの抱える「見た目は良いが使いにくい」という問題を回避している。
東南大学経済管理学院の周勤(ジョウ・チン)教授によると、大学の象徴的記号には教職員と学生にとって特別な思いを宿しており、こうした思いが凝縮されてキャンパス文化となる。そして文化クリエーティブグッズはその文化的イメージの担い手となっている。ダウンジャケット人気には冬の必需品であるという追い風もあるが、それ以上に人々が温もりと帰属意識を求めていることの表れであり、キャンパスが与える希望と個人の感情的ニーズとが作用し合った結果だ。
西安交通大学出版社の李重(リー・チョン)党委員会書記兼社長によると、大学の文化クリエーティブグッズは産学融合を実現する非常に優れたプラットフォームやチャンスとなっている。学生は自らの創造性をこうした商業的プラットフォームを通じて、感じて、見ることのできる製品に変えることができる。これと同時に、大学の文化をキャンパスの外へも発信し、より多くの社会層に大学の文化を知り、感じてもらうことができる。(提供/人民網日本語版・編集/NA)











