中国でショートドラマ市場が急成長を遂げる中、河南省にある「役者だらけの村」が中国SNSの微博(ウェイボー)で話題になった。

この村は、少林寺があることで知られる河南省登封市に位置する袁橋村。

600年もの歴史を持つ古い村だが、今では一変して「撮影基地」と化している。

中国メディアによると、住民のほぼ全員がショートドラマの撮影に参加したことがあり、誰もが「演技派」だ。さらにニワトリやアヒル、ガチョウ、ロバ、ウマも引っ張りだこのエキストラになっており、ロバ1頭の出演料は1日500元(約1万1000円)に上るという。

取材を受けた年配のある男性は、「最初は面白そうと思っただけだったが、お金になるとは想定外」と笑いながら話した。

以前、若者はみな出稼ぎで村を離れていたが、今は大勢が戻ってきていて、ショートドラマの撮影はこの古い村に新たな活力をもたらしている。浙江省にある巨大撮影基地「横店影視城」に引っかけて「縦店影視城」とも紹介され、中国のネットユーザーからは「横店よりコストが安そう」「豊かになりたいっていう庶民の夢が家の前でかなうなんていい話」という声や「自分はロバ1頭にも及ばないな(涙)」「私も演じてみたい」などの声が聞かれた。(翻訳・編集/野谷)

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