国務院国有資産監督管理委員会(国資委)は1月8日、国務院の承認を受け、中国石油化工集団(シノペック)と中国航空油料集団(中国航油)が経営再編を実施すると発表しました。国有企業改革の方針に沿い、国有資本の配置を最適化し、同業間の過度な競争を避ける狙いがあります。
シノペックは、上流から下流までを網羅する一体型の大手エネルギー・化学工業企業で、中国最大の石油精製品および石油化学製品の供給企業です。製油能力では世界最大、化学工業分野でも世界第2位に位置付けられています。給油所数は世界第2位で、「フォーチュン」世界500強企業ランキングでも常に上位を維持しています。傘下には9社の上場企業があります。
一方、中国航油は、航空燃料の調達、輸送、貯蔵、検査、販売、給油を一体で手がけるアジア最大級の航空燃料サービス企業で、世界585社の航空会社にサービスを提供しています。2011年以降、13回にわたり世界500強入りを果たしています。
専門家は、今回の経営再編によって、航空燃料分野においてシノペックが製油から販売までを一体化した運営体制を構築できる点を評価しています。航空燃料分野の下流ネットワークを取り込むことで、サプライチェーンの安定性向上や交渉力強化につながるとみられます。
国資委は今後、戦略的・専門的な企業再編や質の高いM&Aを加速させる方針を示しており、エネルギー分野を中心に国有企業の統合がさらに進む見通しです。(提供/CRI)











