シンガポール華字メディアの連合早報は14日、中国の2025年の貿易黒字が過去最大を記録したことに関連し、米国以外の市場との貿易摩擦が激化する可能性があるとする記事を掲載した。
記事はまず、中国の25年の貿易黒字が前年比20%増の約1兆2000億ドル(約191兆円)と過去最大を記録したことに触れた。
その上で、中国企業はトランプ米政権の関税措置の影響を相殺するため東南アジアやアフリカ、中南米への輸出に軸足を移しているとし、25年の輸出はドルベースで米国向けが前年比20%減少した一方で、アフリカ向けは同28.8%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは同13.4%増、欧州連合(EU)向けは同8.4%増となったことを伝えた。
記事によると、アナリストらは、中国の貿易黒字が26年も引き続き大幅に拡大した場合、中国の貿易に新たな不確実性をもたらしかねないと警告する。特にEUとの貿易黒字の急増はEUの反発を招く恐れがあり、「一帯一路」参加国との貿易摩擦リスクの高まりによって貿易制限措置を導入される可能性も排除できない。
記事は「アナリストの間では、米国との関税戦争が再燃する可能性があり、潜在的な貿易障壁が中国の将来の輸出を阻害することになるとの見方が一般的だ」とした一方で、「中国製品に対する世界的な需要や、中国の輸出市場の多様化、輸出競争力を考慮すると、中国の輸出は今年も成長を維持すると予想される」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)











