2026年1月15日、中国のポータルサイト・捜狐に、中国時代劇の影響を受けた台湾人作家の異世界転生作品が日本アニメ化されたとした記事が掲載された。
記事は、「周知のとおり、現在の日本アニメ界では『異世界転生もの』が非常に流行しているが、今年の年明け早々、私の目を引いた異世界転生アニメがあった。
そして、「同作の原作者・ライトノベル作家の三木なずな氏は台湾出身で、もともとは日本で声優としてデビューすることを目指して渡日した人物である。結果的に声優の道はかなわなかったものの、日本語の才能を開花させ、日本語能力試験1級に合格。その後ライトノベルを書き始め、23年には『レベル1だけどユニークスキルで最強です』がアニメ化されている」と説明した。
また、「三木氏は日頃から中国の歴史ドラマや清朝宮廷劇を好んで視聴しており、とりわけ『雍正王朝』に登場する清の康熙帝の第十三子・胤祥(いんしょう)を強く気に入っていたという。宮廷の権力闘争とチート系爽快小説を融合させたらどうなるのか、という発想の結果として生まれたのが『貴族転生』だったのだろう。その後同作はアニメ化を果たした。作中の世界地図を見てみると、どこか見覚えがあるようにも感じられる」と言及した。
そして、「アニメでは、主人公が帝国の十三親王へと転生するが、そのモデルこそ『雍正王朝』に登場する清の康熙帝の第十三子・胤祥だと見受けられる。物語の序盤から、レベル上限なしのチート能力と王者の風格を備え、さらに配下の能力を吸収することもできる。それらを駆使して次々と敵を倒し、最終的な王座を目指して突き進んでいく。
一方で、「アニメ全体としては、やはり異世界もの特有のチート成長路線に寄っており、皇位継承をめぐる権謀術数の描写は、期待されたほど際立ってはいない。もし本当に『雍正王朝』の本質を再現できていれば、多くの異世界アニメを圧倒する内容になり得たのではないかと感じる。そもそも中国の歴史には、異世界転生ものに転用できる人物や題材が実に多い」と論じた。
その上で、「例えば、唐朝の第2代皇帝・太宗(たいそう)は、大将軍として名をはせ、7世紀最強の存在とも称される人物であり、その生涯はまさにチート系作品にうってつけである。また、明の初代皇帝・朱元璋(しゅ・げんしょう)も、一杯の飯から一国を築き上げた人物であり、これもまさに王道の成り上がり小説の題材となり得るだろう。今後、中国文化に関連した日本アニメがさらに増えていくことを期待したい。それもまた、一つの文化発信の形であるのだ」とまとめた。(翻訳・編集/岩田)











