中国で最近、夫に「不倫」をされた妻が、連日にわたりネット投稿した「謝罪動画」が評判になった。以前に妻が夫の不倫に気づき夫を罵倒するネット投稿をしたところ、夫は名誉毀損(きそん)として告訴した。裁判所が妻に公開謝罪を命じる判決を言い渡したところ、妻はネット投稿した謝罪動画の中で夫の行為について「一切合切」をブチまけた。夫の職場はこの問題を重視しており、夫はすでに停職処分となり、さらに最終処分を検討中という。中国メディアの極目新聞が伝えた。
妻である女性の「謝罪動画」の投稿は12日に始まり、1月17日で6本目になった。女性はこの投稿で、夫は婚姻後も別の女性と関係を持ち、物質的援助も提供したと説明。そのために外傷後ストレス障害(PTSD)を患って何度も入院したが、入院期間中も夫は顧みず、世話をしてくれることもなかったので、思い余ってネット投稿したが、その中で夫を罵倒する言葉を使うなどしたとして、夫に対して「申し訳ありませんでした。私が間違っていました」と謝罪した。
女性はそれ以前に投稿した謝罪動画で、夫の実名や勤務先などの情報を詳細に説明した。夫の「不倫相手」は同僚の女性で、二人の関係は5年間続いていたという。女性はさらに、「謝罪動画」を提出する原因になった判決書も示した。
判決書には、被告の女性は「家庭内の矛盾を処理する際、正当なルートを通じて合法的な救済を求めず、社会一般に公開されたプラットフォームを通じて、文字や動画により侮辱的、攻撃的な言葉を投稿し、原告である夫の社会的評価に一定の負の影響を与え、原告の名誉権を侵害したため、法に基づき侵害責任を負うべき」として、それまでの投稿を削除し、同じアカウントで原告への謝罪、影響の除去、原告の名誉回復の内容を投稿することを命じた。
女性には、判決が効力を持ってから10日以内に、裁判所が審査して認めた内容を投稿し、少なくとも15日間は削除しないことが求められた。
夫が所属する炭鉱会社は17日、SNSを通じて、対応のための作業チームを組織しており、調査結果に基づいて規則に従って処理すると説明した。また、夫は2025年12月5日時点で、「党紀処分」を受けたことも明らかにした。すなわち夫は中国共産党員だった。
中国には、軍人以外の民間人を対象にした姦通罪(かんつうざい)は存在しない。刑法上の処罰としては、婚姻関係を持つ者が配偶者との生活を放棄して、それ以外の相手と公然と夫婦同然の共同生活をしていた場合に、重婚罪に問われる可能性がある程度だ。しかし中国共産党員は「大衆の模範となる高い道徳性」が求められており、いわゆる不倫関係を持っていた場合、特に世間で注目された場合には厳しい党紀処分の対象になり、職場での地位も失うなど極めて重い制裁を受けることになる。(翻訳・編集/如月隼人)
— 中国動画 (@RC00547555) January 18, 2026











