冬期閉山中の富士山に登った中国人がまたしても救助を要請する事態となった。台湾メディアの自由時報は「日本人から怒りの声が上がっている」と報じた。

報道によると、今月18日午後、富士山の8合目付近で下山中だった中国籍の男性(20)が滑落。消防に「右足首をケガして歩けない」と通報して救助を求めた。男性が自力での歩行が困難だったことや天候などの影響で、救助が完了したのは19日昼頃だった。

閉山期間中の富士登山をめぐっては、昨年4月に中国籍の大学生が2度登り2度とも救助されたことが物議を醸したほか、同5月にも中国籍の男性が体調不良となり警察に通報する事態となった。このほかにも、中国のSNSには閉山中の富士山に登ったとする投稿が相次ぎ、山頂で中国国旗を掲げる写真も投稿されていた。

また、先月29日には兵庫県の44歳男性が滑落し死亡、同31日には神川県の38歳男性が滑落してけがをするなど、事故が相次いでいる。静岡県・富士宮市の須藤秀忠市長は「誠に遺憾であるし、このことについて厳しく、もう一度徹底しなくてはならない」と述べたほか、昨年に救助費用の有料化について県に要望したものの、その後、県から連絡がないことを明かした。

自由時報は中国籍の男性が救助要請したことについて、「今回の救助費用についても税金で賄われる見通しであり、地元民から不満が噴出している」と報道。市民らから「救助費用の全額自己負担と厳格な処罰を早急に実施すべき」「救助隊の命も危険にさらされる。危険だと分かっていながら登山した人を、本当に救う必要があるのか」との声が上がっていることを紹介した。

なお、この件は中国のSNS上でも話題になっており、中国のネットユーザーからは「閉山しているのになぜ勝手に登る?なぜルールを守らない?」「(救助は)有料じゃないの?有料にすべきだろう」「日本に行く人はこんなのばっかりなの?私は月給3000元(約6万円)だから行けないけどさ」「(富士山に登頂したことを)SNSに投稿したくて必死なんだな」「自然への畏敬の念もなければ、生命への尊重もない」「巨額の罰金を科さないとまたやるよ」「救助費用は全額自己負担にすべき」「行ってもいいけど、その代わり何かあっても救助は呼ぶな。死体も自分で何とかしろ。

迷惑をかけるな」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ