中国メディアの南方日報は20日、「中国人になる」ことが海外でブームになっていると報じた。
記事は、「中国人になる」というネットミームが海外のSNSで流行していると紹介。
記事は、「心理学では、人は誰かを好意的に感じると、無意識のうちにその相手の行動をまねするといわれる。これは異文化コミュニケーションにおいても同様で、『中国人になる』というのは元は単なるネタに過ぎなかったが、民間から発信されたリアリティーのある情報だったため、文化の違いでありがちな『対立的』な解釈がなされることがなかった」と分析した。
また、「中国式の生活は過去にも世界から支持を集めてきた」とし、2016年の「二十四節気」、22年の「中国茶」、24年の「春節」など、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産リストに登録されたものはいずれも生活の息づかいに満ち、独自の東洋的な知恵を内包するものだと指摘。英ブランド・ファイナンスが発表した「25年世界ソフトパワー指数」で、中国の順位が前年の3位から2位に上昇したことを挙げ、「よりクールな中国は、ますます強い文化的求心力を備えつつある」と強調した。
記事は、「『中国人になる』といっても、もちろん多くは精神的な意味である。近年、中国のビザ免除政策は次々と拡充され、中国の観光地は外国人であふれるようになった。彼らは中国に触れ、中国を理解し、やがて中国を好きになり、中国を『推し』始める。要するに『郷に入っては郷に従う』を実践するようになるのである」と説明。昨年、米国の「TikTok禁止令」をきっかけに米中のネットユーザー間で起きた「情報交換」を挙げ、「フィルターを外してこそ現実が見える。
そして、「国と国との交わりは民の親しみにあり、民の親しみは心の通い合いにある」とし、近年の中国における科学技術やソフトパワーの発展に言及。「一方的な認識を打ち破り、オープンな姿勢で文化創造力を高めていけば、より多くの『精神中国人』が相互理解という大道を歩んでいくに違いない」と結んだ。
中国のネットユーザーからは「中国文化にますます自信がわいてくる」「はははは、歓迎するよ」「中国に生まれて良かった」「われわれの国が強大になってきた証明だ」との声がある一方、「スパイに警戒」「本当の意味で中国人になることは永遠に無理」「精神的に中国人になるのはいいけど、実際に彼らが中国人に来るのは阻止すべき。つまり移民には反対」といった否定的な声も見られた。
また、「これは動画の『ネタ』の一つに過ぎない」「(中国からの)トラフィックが欲しいだけ。本当に(中国文化を)好きなのかどうかは分からない」「また『勝った』な(自分が優位にあると都合よく解釈することに対する皮肉)」など、冷ややかな声も見られた。(翻訳・編集/北田)











