計20回の船外活動を無事に支援した中国宇宙ステーション用船外服Bが19日、有人宇宙船「神舟20号」と共に地球に帰還し、中国初の退役した宇宙ステーション用船外服となった。新華社が伝えた。
重量100キログラム超のこの船外服は、2021年5月29日に宇宙貨物船「天舟2号」で中国の宇宙ステーションに搬入された。中国宇宙飛行士科学研究訓練センターの張万欣(ジャン・ワンシン)氏は、「船外服Bは中国宇宙ステーション初の軌道上船外服で、中国第2世代の『飛天』船外服でもある。設計寿命は『軌道上で3年間保管し、その間に少なくとも15回の船外活動に使用可能』とされている」と説明した。
有人宇宙船「神舟12号」の飛行士・湯洪波(タン・ホンボー)氏が21年7月4日、船外服Bを着用し、自身初となる船外活動を無事に遂行した。これは船外服Bの宇宙初登場であり、初めて宇宙飛行士の船外活動を支援した瞬間でもあった。
湯氏は「船外活動の全過程で、船外服の各種パラメーターは終始安定しており、何の問題もなかった。私に十分な勇気を与えてくれた」と振り返る。
設計寿命の指標を上回る成果を達成した後、中国宇宙ステーションの軌道上船外服は延命使用を開始した。これまでに船外服Bは8回の有人飛行ミッションで計20回の船外活動を支援し、宇宙飛行士による1回の船外活動が最長9時間に及ぶ世界記録の更新にも貢献した。また、「4年間で20回」という延命目標を最初に達成した。
地上帰還後、船外服Bは中国で初めて船外活動を実施した上で地球に戻った船外服となり、極めて高い科学的研究価値と記念的意義を有する。今後、研究者は一連の試験・分析作業を行い、船外服の軌道上での延命使用や設計改良に向け、正確で信頼性の高い一次データを提供することになる。











