「ノンレム睡眠が30分だけ」や「心拍数が1分間に120回なので注意してください」というスマートウオッチのアラート通知を見て、不安を覚えた経験があるだろうか?新華網が伝えた。

近年、スマートウェアラブルデバイスが徐々に普及し、心拍数や酸素飽和度を計測したり、睡眠を管理したりといった健康管理機能が搭載されたスマホブレスレットやスマートウオッチが増えている。

しかし、デバイスのモニタリング結果を気にしすぎて、日常生活に悪影響が出ているという人も少なくない。スマートウェアラブルデバイスの健康管理機能は本来、健康的な生活を促すためのものであるはずだが、モニタリング結果を過度に気にしすぎて、朝起きるとまずデータをチェックし、その数値が悪いと1日中テンションが落ちてしまうといった事態を引き起こしている。階段を上り下りした後に異常心拍の通知があるというのは、明らかに異常ではないものの、健康の「赤信号」と感じてしまい、自分の体の反応を信頼できなくなり、デバイス上の数字だけを信じ、結果、心配になればなるほど、心拍数がどんどん上がっていってしまうといったことも。そうなると、一種の不健康な悪循環に陥ってしまうことになる。

中国国家衛生健康委員会によると、スマートウェアラブルデバイスは主に日常生活におけるモニタリングに使われるもので、病気の診断や治療の根拠にすることはできず、対応する医学検査の代わりにもできない。

睡眠管理ブレスレットを例にすると、体の動きや酸素飽和度、心拍数といったデータを通して、睡眠のステージを計測し、レム睡眠とノンレム睡眠、目が覚めた回数などのおおよその状態を知ることができるものの、睡眠環境からの影響やデバイス装着の状態、センサーの精度などさまざまな要素の影響を受けるため、専門的な検査機器の精度や次元には到底及ばない。そのため、モニタリングの数値が思わしくないという理由だけで「睡眠障害」と勝手に診断するのは避けなければならない。「正常な変動」と「継続的な異常」を見分けることも必要だ。時々、数値が異常であっても、体に不快感がなければ、気にする必要はほとんどない。体の実際の反応に注目するのは、数字を妄信するよりはるかに重要だ。いつもデータばかりチェックするのをやめて、1日のうちのある時間帯だけチェックするようにしてみるのも良いだろう。また、週末やストレスを感じた時には、スマートウォッチを外し、体を完全にリラックスさせ、自分の体の声に耳を傾けるという原点に回帰した方が良いかもしれない。

(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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