2025年の中国経済年報が19日に発表された。経済規模は初めて140兆元(約3080兆円)の大台を突破し、国内総生産(GDP)は前年比5.0%増となり、世界経済の成長への寄与率は約30%に達する見通しだ。
「第14次五カ年計画(2021-25年)」期間を振り返ると、中国の経済規模は110兆元、120兆元、130兆元、そして140兆元と大台を次々に突破してきた。相次ぐ「10兆元」規模の拡大は、時代の荒波に対処する中国経済の底力と強靭性を存分に示している。混迷する国際情勢という背景を踏まえると、この飛躍がいかに容易ならざるものであったかがより鮮明になる。「複雑で変化の多い環境の中で圧力に耐え抜いた」。ある海外メディアは「中国という超大規模エコノミーによる成長目標の達成は、困難な時期にある世界経済にとって大きなプラス材料だ」と指摘した。
中国経済の新たな飛躍は、世界にとって何を意味するのか。ここで、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に目を向けてみよう。今年のテーマは「対話の力」であり、時代の課題を分析するだけでなく、「未来を決定づける革新的な解決策」の模索をより重視している。主催側は、「対立が深まる世界における協力」「新たな成長源の開拓」「人材投資」「責任あるイノベーションの推進」「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)内での繁栄の構築」を優先課題に掲げている。
世界が何を憂慮しているのかが分かれば、中国のもたらす自信と機会が持つ時代的意義をより理解できるだろう。中国の新たな開拓と奮進は、各国が直面する共通課題の解決に新たなアプローチを提供し、新たなモデルケースを確立した。英国メディアが指摘したように、「中国は成長の真の意味を示した」のだ。
中国の25年の研究開発(R&D)投資額は対GDP比で2.8%に達し、初めて経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均水準を超えた。一定規模以上のデジタル製品製造業の生産額(付加価値ベース)は前年比で9.3%増加し、人工知能(AI)、量子技術、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)といった最先端分野で相次いで大きな研究成果が見られ、国内の新車販売台数に占める新エネルギー車の割合は50%を突破した。このように、新たな質の生産力が絶えず発展・強大化し、中国経済の「量的飛躍」と「質的向上」を支えるとともに、各国の新たな成長の原動力構築に深い示唆を与えた。WEFが19日に発表した「AISolutionsStars」リストでは、その半数近くを中国勢が占めた。
中国の開放の歩みは25年により確かなものとなった。海南島全島を関税ゼロにする「封関運営」が始まり、物品の輸出入総額は逆風の中で3.8%増加した。中でも輸入額は過去最大の18兆5000億元(約407兆円)に達し、各国に広大な市場空間を提供した。一国主義や保護主義が横行する中にあっても、中国の開放は確かな足取りで勢いよく進み、困難な時期におけるグローバルな産業チェーン・サプライチェーンの安定性と円滑性の維持、経済のグローバル化の踏み込んだ発展の推進において鍵となる役割を果たした。
中国の住民1人当たり可処分所得の実質成長率は5.0%となり、経済成長と歩調を合わせて成長した。
140兆元という中国の新たな飛躍は、そこに含まれる「イノベーション」「グリーン」「未来」の要素によるものであり、世界に強大な自信をもたらし、未来志向の協力の機会をより多く生み出している。(提供/人民網日本語版・編集/NA)











