中国で推進されている「一刻鐘便民生活圏(便利な15分生活圏)」の整備が着実に進み、地域住民の生活利便性と消費環境の向上に寄与しています。商務部が発表した最新データによると、2025年12月末時点で試験地区において8132カ所の便民生活圏が整備され、関連する商業拠点は195万4000カ所に達しました。
一刻鐘便民生活圏とは、地域住民を主な利用者とし、徒歩15分圏内をサービス範囲として、日常生活に必要な基礎的な消費ニーズから、より質の高い消費ニーズまでを満たすことを目的とした仕組みです。2025年9月には商務部など9部門が共同で拡充・高度化を進める方針を打ち出し、「高齢者と子ども」を重視した全世代対応型の生活圏づくりを明確にしました。試験地区では、高齢者向けサービス拠点や託児施設の整備が進み、湖南省長沙市では時間制保育など多様なサービスを提供する社区托育園が稼働しています。
高齢者向けサービスも充実しています。黒龍江省ハルビン市では「15分養老サービス圏」を構築し、サービス拠点に設けられた練習室や図書室が高齢者の交流の場となっています。さらに、四川省眉山市丹棱県では「15分フィットネス圏」が村・社区レベルで全面的に実現しました。
商務部は今後、2030年までに100都市を先行モデル地区とし、1万カ所の質の高い便民生活圏を整備する方針です。生活インフラの高度化は、内需拡大と地域経済の持続的成長を支える重要な基盤となりそうです。(提供/CRI)











