中国の復旦大学が1月22日に発表したところによると、同大学の彭慧勝/陳培寧研究チームは新たな繊維の開発に成功しました。この繊維は曲げや伸縮が可能なだけでなく、内部には高密度のマイクロ集積回路を備え、優れた情報処理能力を持つとのことです。

将来的には、人間の衣服が自ら「思考」や「計算」を実施することもできるとみられています。この研究成果は1月22日に国際学術誌ネイチャーに掲載されました。

紹介によると、同研究チームは、複雑なマイクロ集積回路を柔軟な繊維内部にはめ込み、まるで多層住宅を建てるかのように、1本の柔らかい繊維の内部に配置しました。革新的な「らせん状の積み重ね」設計により、髪の毛ほどの細い繊維内に数万個ものマイクロ電子部品が最大限に配置されています。この製造技法は既存のチップ技術に適応しており、量産化が可能となります。

また、この繊維の最大の特徴は極めて高い柔軟性にあります。実験結果によると、この繊維は自由に曲げたり結んだり大きく伸ばしたりでき、重いトラックにひかれても、機能は正常に維持されるとのことです。これに基づき、研究者は一本の繊維にセンサーから電力供給、情報処理、表示までを含むクローズドループの機能を統合し、自律した作動ができる繊維型電子システムを開発しました。

この技術の応用には幅広い可能性があり、医療分野やウェアラブルデバイスの分野などで、柔軟性と通気性に極めて優れ、パターン表示が可能で、外部からの情報を感知できる「スマート衣料」の製造が可能となります。また、この技術の量産化の実現可能性はすでに確認され、実用化が進められており、関連産業の変革を促す重要な支えになると期待されています。(提供/CRI)

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