中国のポータルサイト・捜狐にこのほど、日本のリメイクアニメの主線が黒でなくなった理由について考察した記事が掲載された。
記事はまず、「近年、日本のアニメを継続的に見ていれば、ある変化がますます顕著になっていることに気づくはずだ。過去の名作が、次々とリメイクされるようになったのだ。昨年放送された『らんま1/2』から、今期の『ハイスクール!奇面組』に至るまで、多くの人の子ども時代の記憶が再びスクリーンに呼び戻されている」と述べた。
続けて、「人々が『懐かしい』と感慨に浸りながら新旧作を比較する中で、日本のネットユーザーが、極めて細かいが、1度気づくと無視できなくなる変化に目を留めた。そのネットユーザーは『20年代に入ってからよく見かける、アニメの主線を黒じゃなくて青とか紫っぽい色にするやつ、なんか技法的に名前があったりします?ただの流行りなのかな?(リメイク作で特によく見かける気がする…)』と投稿し、『おそ松さん』『ハイスクール!奇面組』『らんま1/2』など、複数の具体例を挙げた」と紹介した。
また、「これに対して、この表現は『化物語』以降、徐々に受け入れられて広まっていった印象があるとの意見や画面をよりスタイリッシュに見せ、『昭和感』を薄めるために、黒い主線を使わなくなったのではないかという見方が集まった。確かに、黒い主線そのものが、往年のアニメを連想させやすいのも事実である。興味深いことに、例として挙げられる作品の多くは、ここ10年以内に制作された作品ではない。その代表例が『ノーゲーム・ノーライフ』である」と言及した。
さらに、「この作品では、キャラクターの主線が赤色で描かれており、それが世界観の表現と強く結びついていた。ゲームの神・テトが支配する世界『ディスボード』は十の盟約によって縛られており、その非現実性を強調するため、画面全体が独特の感覚で統一されているのだ。一方、盟約成立以前を描いた前日譚『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』では、人物の主線は再び黒に戻されている。このように『主線の色で世界観を語る』手法は、当時から高く評価されていた」と説明した。
そして、「カラー主線を最も使いこなしている人物として、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが新海誠監督だろう。13年の『言の葉の庭』では、主な舞台が日本庭園であることから、人物の主線をあえて緑系に寄せ、草木に反射した光に包まれているかのような印象を与えている。その結果、キャラクターは背景から浮くことなく、画面全体が非常に柔らかく、どこか湿り気を帯びた空気感すら感じさせる仕上がりとなった」と評した。
一方で、「細田守監督も現実空間とデジタル空間を区別するため、この手法を多用している。『デジモンアドベンチャー』から『サマーウォーズ』における仮想世界の赤い主線に至るまで、いずれも『これは別の世界だ』と観客に一目で理解させるための工夫だ。しかし問題は、すべての作品がこの表現に適しているわけではないという点だ」と論じた。
その上で、「正直に言えば、カラー主線そのものが悪いわけではない。使い方次第では、作品の完成度を大きく引き上げる。『言の葉の庭』は、その最良の成功例だ。だが、『おそ松さん』や『らんま1/2』のような、ギャグ性が強く、誇張表現やテンポ感を重視する作品ではかえって違和感を覚えさせる場合もある。そこに『柔らかさ』や『おしゃれさ』を持ち込むと、本来の勢いやインパクトが弱まってしまう」と指摘した。
そして、「個人的に最も首をかしげたのは、『真・中華一番!』だ。過剰なハイライトによって人物ばかりが光り、肝心の料理は光らない。正直なところ、長年待ち続けた続編だっただけに期待は大きかった。しかし第1話を最後まで見る前に、視覚的な違和感から強い疲労感を覚え、結局静かに視聴を断念するしかなかった。リメイクアニメにおいては、必ずしもすべてが新しければ良いというわけではないのだ」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
2020年代に入ってからよく見かける、アニメの主線を黒じゃなくて青とか紫っぽい色にするやつ、なんか技法的に名前あったりします?ただの流行りなのかな?(リメイク作で特によく見る気がする…) pic.twitter.com/YlHRBr700H
— フジヤマタカシ@レトゲーとお絵描き (@fujiyamax) December 13, 2025











