中国の総合アートトイメーカー、ポップマート(POP MART)が1月に発売した「PUCKY敲敲シリーズ」の縫いぐるみキーホルダーのブラインドボックスが、若年層を中心に爆発的な人気を集めています。軽くたたくだけで澄んだ木魚の音が鳴る仕掛けに加え、「財運+1」「快楽+1」「知恵+1」などの縁起を担ぐメッセージが付与されている点が特徴で、ネット上では「電子木魚」と呼ばれ、ストレス解消や気分転換を目的とした感情消費ニーズを的確に捉えました。

同シリーズは発売から数日でSNS上に関連投稿が急増し、公式販売サイトは即座に完売。公式価格は1個99元(約2300円)ですが、二次流通市場ではシークレット版が300元(約6800円)超で販売されるケースも見られました。一方、通常版の価格上昇は限定的で、希少性が投機的需要を生んでいる構図も浮き彫りになっています。

こうした商品ヒットは資本市場にも好影響を与えました。1月22日、ポップマートの香港株は一時6%以上上昇し、終値は前日比5.97%高となりました。主力IP「ラブブ(LABUBU)」が2025年末以降に価格下落し、在庫処分が話題となっていただけに、今回の成功は同社が再び若者心理を読み取った証左といえます。

同社はIPコラボ型スマートフォンの投入や大規模な自社株買いも進めており、市場では同社の業績拡大と株価の下支え効果に期待が高まっています。(提供/CRI)

編集部おすすめ