中国のポータルサイト・捜狐にこのほど、「ONE PIECE」の新アニメシリーズ「THE ONE PIECE」の内部資料が中国のアニメ制作会社のPR動画に映り込み、結果的に流出したとする記事が掲載された。
記事によると、問題の発端は同作の一部制作工程が中国・山東省利津県にあるアニメ制作会社へ外注されていたことにあるという。
記事は、「本来であれば、地方産業を紹介するごく普通のPR動画で終わるはずだった。しかし問題は、動画内に未公開の原画ラフや制作途中の作画資料といった機密性の高い内容が映り込んでいたことだ。これらの内容は公開許可の出ていない内部資料だった。事態はすぐに日本側の関係者の目に留まり、ティックトックの中国国内版・抖音(ドウイン)で『WIT_kyo』というIDの日本のユーザーが現れた。同ユーザーは『こんにちは。私はTHE ONE PIECEの制作会社WIT STUDIOのスタッフです』と名乗り、当該動画には無断公開された制作内容が含まれていると指摘。個別に事情を確認したいと述べた。その後、利津発布は速やかに該当動画を削除した」と説明した。
しかし、「インターネットの拡散速度は言うまでもない。元動画は削除できても、すでに保存、転載、再編集された映像まで消すことはできない。一部のアニメ情報系アカウントが問題のカットを含む映像を保持・拡散していることも確認できる。その後、利津発布は『動画の一部に著作権上の問題が含まれていることが判明した。つきましては、該当投稿についてご対応いただけますと幸いです』といった趣旨のコメントを発表。これにより、動画には著作権および許諾上の問題が存在していたこと、すべてが公開可能な素材ではなかったこと、関係各所へ削除対応を依頼していることが明らかになった」と述べた。
その上で、「業界的な視点で見れば、この出来事は陰謀論的なものではなく、むしろ典型的な認識のズレによって起きた事故に近い。地方の広報アカウントにとっては、世界的作品の制作に関わった成果のアピールだった。一方、アニメ制作会社にとっては、まだ公開段階に達していない機密内容だった。特に『ONE PIECE』のような超大型作品においては、原画1枚、絵コンテ1枚にも厳密な公開タイミングが定められている。たとえ悪意のないミスであっても、事前公開は著作権上、明確なリスクとなる」と論じた。
そして、「本来、『THE ONE PIECE』は大きな期待を集めるはずのニュースだった。











