2026年1月26日、中国のポータルサイト・捜狐に「日本のファンと欧米のファンが衝突?『呪術廻戦』第3期が議論を呼ぶ」とする記事が掲載された。

記事は、「『呪術廻戦』第3期『死滅回游 前編』は放送開始以来、常に高い注目を集めている。

緊張感あふれる展開と制作会社MAPPAらしい安定した作画により、視聴者は連日盛り上がりを見せている。しかし第4話の放送後、日本と欧米圏のファンの評価が予想外にも二極化した。ネット上の情報によると、日本のコミュニティーではMAPPAの制作クオリティー自体は評価しつつも、不満や失望の声が目立ち、平均評価は10点満点中およそ5.7点にとどまった。一方、欧米のファンは世界最大級の映像情報サイト・IMDbで10点満点中9.8点というほぼ満点に近い高評価を付けている」と紹介した。

続けて、「両陣営のファンがSNS上で互いの評価をめぐって議論を交わし、口論に発展する場面も見られた。第4話の物語は禪院(ぜんいん)家を軸に展開されており、欧米のファンからは『MAPPAの改編は物語の要点を的確に押さえている』『視聴していて爽快感がある』と評価された一方、日本のファンは原作漫画と比較し『禪院家内部の権力闘争やキャラクター同士の重要な会話が大幅に省略されており、その結果、感情描写が急ぎ足になり、登場人物の動機や立場が十分に描かれていない』と不満を示した。つまり欧米ファンは主に『アクション性』を重視し、日本ファンは『ドラマ性』を重視する傾向にある。前者はテンポを優先した改編を肯定的に捉え、後者は展開が速すぎて原作の魂が失われていると感じているのだ」と説明した。

記事は、「このような嗜好の違いは今回が初めてではない。第3話では『死滅回游』のルール説明に多くの時間が割かれ、ネット上では『パワーポイントをそのままアニメにしたようだ』とやゆされたが、日本では『ルールを細かく説明することで、後の展開が理解しやすくなる』と好評を得ていた。一方、欧米の視聴者からは『会話が多すぎてテンポが遅い。少し退屈だ』と低評価だった。

こうした嗜好の違いは、やがて東西ファン同士の言い争いに発展し、議論は互いの美的感覚を否定し合う形へとエスカレートした」と言及した。

その上で、「欧米の視聴者は迫力あるアクションとスピーディーな展開を好む傾向が強いため、文脈部分を削り、展開を早める改編にも抵抗が少ない。一方、日本の視聴者は物語の細やかさや感情描写、設定の丁寧な説明を重視するため、テンポや爽快感よりも原作の持つ味わいが保たれているかどうかに注目する。こうした嗜好に絶対的な正解、不正解はない。それぞれの文化的背景や視聴習慣の違いに過ぎないからだ」と論じた。

そして、「MAPPAにとっても、こうした状況は悩ましいものだろう。制作チームは海外市場への配慮と日本のファンの原作への思いにも応える必要があり、すべての人を満足させるのは現実的に難しい。迫力あるバトルを求めて視聴する人もいれば、原作の物語性やキャラクターの魅力を味わいたい人もいる。『呪術廻戦』は世界的な人気作品で、ファンの期待も多様なのだ」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

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