中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)は、海外市場での成長を一段と加速させる方針です。同社は2026年に中国以外の市場での販売台数を130万台に引き上げる目標を掲げており、前年実績から約25%の増加を見込んでいます。

1月24日に上海市内で開かれたメディア向け説明会で、ブランド・広報部門総経理の李雲飛氏が明らかにしました。

BYDは2025年に約460万台の新エネルギー車を販売し、そのうち純電気自動車は約226万台を占めました。海外向けの交付台数は乗用車とピックアップトラックを含めて104万台超に達し、前年から大幅に拡大しています。海外販売の急増は、米テスラを上回り世界最大のEVメーカーとなる原動力となりました。

一方、中国国内ではEV市場の成熟に伴い成長の質が重視される段階に入り、競争環境も高度化しています。こうした中で、BYDは成長余地の大きい海外市場への展開を重要な戦略の一つとして位置付けています。BYDは欧州市場で存在感を高めるとともに、中南米や東南アジアへの進出も加速し、現在では110以上の国・地域で事業を展開しています。こうした海外展開は、販売拡大にとどまらず、ブランド認知の向上や供給網の分散を通じて、中長期的な競争力を高める狙いもあるとみられます。

生産面でも現地化を進めており、タイ、ウズベキスタン、ブラジルでは完成車工場がすでに稼働を開始しました。ハンガリーに建設した欧州初の工場も近く稼働する予定です。現地生産の拡充により、関税や物流コストの低減に加え、各国市場の需要に即した製品供給が可能になると期待されています。(提供/CRI)

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