中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の年越し番組「2026年春節聯歓晩会(春節の夕べ、春晩)」に向け、人型ロボットを巡る動きが一段と活発になっています。魔法原子、銀河通用、追覓科技に加え、宇樹科技も公式パートナーとして参加を表明し、複数の人型ロボットが春晩の舞台に登場する見通しです。

春晩は娯楽番組であると同時に、中国の先端技術を世界に発信する重要なショーケースとなっています。

とりわけ注目されるのが、エンボディドAI(人工知能)ロボットの実用化が加速している点です。銀河通用のロボットは、環境を認識し自律的に判断するエンボディドAIの大規模モデルを搭載し、事前に組まれた動作を繰り返すだけではない柔軟な行動を披露する予定です。生放送で「失敗が許されない」春晩の舞台は、ロボットの安定性や即応性、協調動作の完成度を検証する実戦の場でもあります。

産業基盤の整備も着実に進んでいます。中国国内では、人型ロボット用関節モジュールの量産ラインが稼働し、低軌道衛星と接続した通信実証にも成功しました。これにより、応用シーンの拡大が視野に入っています。海外では、米テスラが人型ロボット「オプティマス」を2027年までに一般販売すると表明しており、国際競争は一段と激化しています。

証券各社は、2026年を人型ロボットの商業化が本格化する年と位置付けています。量産体制の構築や受注動向が企業価値を左右する局面に入り、関連銘柄への注目度も高まっています。春晩を契機に、エンボディドAIは研究段階から市場フェーズへ移行し、中国発の人型ロボット産業が新たな成長局面に入る可能性が高まっています。(提供/CRI)

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