中国科学院空天情報革新研究院(空天院)が明らかにしたところによると、同院はこのほど、毎秒100ギガビット(100Gbps)超の人工衛星と地上を結ぶレーザー通信の実用化実験に成功しました。通信速度は120Gbpsに達したとのことです。

実験結果では、通信リンクは安定し、ダウンロードしたデータの質は良好でした。同院研究チームは2023年の10Gbps、2025年の60Gbpsの実績に続き、新たな進展を達成しました。

今回の実験では中国北西部の新疆ウイグル自治区のタシュクルガン・タジク自治県にある空天院のレーザー地上ステーションが独自開発した500ミリ口径の人工衛星・地上レーザー通信システムと中国科学院の人工衛星であるAIRSAT-02を利用して、衛星のハードウェアに何の変更も加えずに、軌道上の衛星のソフトウェアを再構築することで、衛星に搭載したレーザー通信機器の潜在能力を十分に引き出し、通信速度を前回実績の60Gbpsから120Gbpsに引き上げました。これにより、超高速の人工衛星・地上間レーザー通信リンクの迅速な確立や長時間にわたる安定した維持、高効率で信頼性の高い伝送といった難題を解決しました。

実験では人工衛星・地上間の通信の秒単位のリンク確立に成功し、リンク確立の成功率は93%を超えました。最大連続通信時間は108秒、取得データ量は12.656テラバイトに達し、高品質のリモートセンシング画像の処理にも成功したとのことです。(提供/CRI)

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