2026年2月1日、香港メディア・香港01は、広東省深セン市の病院で男性の眼窩から27年前に刺さった2.5センチのボールペンの先が摘出されたと報じた。

記事は、1月16日午後に深セン市宝安区の石岩人民病院で手術が行われ、46歳の男性、方(ファン)さんの眼窩深部から長さ2.5センチに及ぶ黒い異物が摘出されたと紹介。

その瞬間、現場の医療スタッフからは驚きの声が上がったと伝えた。

そして、摘出された異物について、方さんが27年前に他人との口論の際に左上まぶたの内側に刺さってしまったボールペンのペン先だったと説明。しかし、当時はペン先が刺さったことに気づかず、直後に病院で手当てを受けた際にも、その2カ月後に傷口に米粒大の異物感を訴えてCT検査を受けた時にも、異常は見られなかったとしている。

さらに、受傷から3年後に大豆ほどの大きさのしこりが出現した際も、検査で異物の存在が指摘されず放置されたと説明。その後20年以上が経過し、1カ月前から患部が赤く腫れて化膿したほか、1週間前には耐え難い激痛が生じたため、再度病院を受診したと紹介した。

記事によると、1月16日の手術は午前と午後の2回行われ、午前の手術では0.8センチほどの白い破片が摘出された。しかし、なおも痛がる方さんの反応に医師が違和感を覚えたため、午後に再手術を実施。その結果、長い年月をかけて増生した組織の中から黒いペン先の先端部が見つかった。

方さんは術後、「長年苦しんできた原因がこれだったとは」と驚きと安堵を見せ、現在は回復も順調だという。

記事は、眼窩内の異物は画像診断では描出されにくく、単なる瘢痕と誤認されやすいと紹介。外傷後に違和感や腫れが続く場合は複数の手段で検査を受けるべきであること、受傷時には原因となった物体を保存し、欠損がないか確認することが重要だと伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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