浙江大学杭州国際科創センター人型ロボットイノベーション研究院は2日、鏡識科技、凱爾達集団と共同で、最高速度10m/sに達する世界初のフルサイズ人型ロボット「Bolt」を全世界に向けて発表した。この成果は中国が人型ロボットの高速運動および制御分野において画期的な進展を遂げたことを示している。

科技日報が伝えた。

著名な短距離走選手ウサイン・ボルト(UsainBolt)にちなんで名付けられた「Bolt」は、身長175センチメートル、体重75キログラム、将来の人型ロボットの「理想の形態」に対するチームの探求を体現している。革新的な関節設計と全次元的な動力システムの最適化により、このロボットは運動の瞬発力、動的バランス、敏捷性の面で体系的な向上を遂げ、人間の身体能力に迫り、さらにはそれを上回る運動能力の技術的基盤を確立した。

開発チームは、「Bolt」が中国人アスリートの「インテリジェントなトレーニングパートナー」となることを期待している。その極限の運動能力によってリアルな速度対抗を実現し、アスリートが訓練中に直面するボトルネックの突破を支援すると同時に、科学技術とスポーツの深い融合を推し進め、中国のスポーツ事業に新たな原動力をもたらすことを目指している。

2025年初頭、同チームは四足歩行ロボット「黒豹(ブラックパンサー)」によって世界最速走行記録を更新した。今回、その技術蓄積を人型ロボットの領域へと成功裏に転用したことは、運動制御における持続的な優位性を示すだけでなく、将来の緊急時対応、産業点検、特殊作業といったシーンにおけるロボット活用の可能性をさらに切り開いている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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