中国メディアの海報新聞によると、中国でこのほど、広東省東莞市の企業「猪葛亮食品有限公司」の法定代表人の名前が「周瑜」であることが話題となる中、諸葛亮の子孫を自称する人物が1月31日、この企業に対し、商標などの取り消しを求める声明を発表した。

諸葛亮(181~234)は後漢末期から三国時代の蜀の政治家で、周瑜(175~210)は同時代の呉に仕えた名将。

2人は「三国志演義」でライバルとして描かれた。

中国語の「諸」と「猪」は同音で、「猪」は動物のブタを意味する。

諸葛亮の子孫を自称する人物は声明で、「猪」と「諸」という同音異義語を利用して「猪葛亮」を商標および企業名として登録登記することは、歴史上の有名人に便乗した悪意あるマーケティング行為であり、諸葛亮の子孫および諸葛亮を敬愛する人々の感情を傷つけたと指摘した。

この人物は海報新聞の取材に応じ、「政府機関である商標局は審査手続きをより厳格に行うべきだ」との考えを示し、商標局に異議申し立てを行うと明らかにした。

猪葛亮食品有限公司の法定代表人の周さんは、企業名は法律と規則にのっとって登記したものでいたずらや宣伝目的ではないとした上で、春節(旧正月)休暇明けに業務を停止し、規則にのっとって登記抹消手続きをする予定だと回答した。

これについて、中国のSNS上では「猪葛亮(という命名)は悪ふざけが過ぎる」「諸葛亮の子孫の権利主張を無条件で支持する」「どうでもいい話だ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ