春節(旧正月、2026年は2月17日)を控えて、中国南西部の貴州省のトン族やミャオ族が集まり住む山間部を長年走り続けている鈍行列車を利用した、「新春年越し商品店舗」が予定通りに開業しました。住民が果物や野菜、地元の特産品などを都市部へ運んで販売する、独特で温かみのある光景が出現しました。

中国では春節期間中に帰省その他の旅行などで移動する人が大量に発生するために、春運と呼ばれる特別輸送体制がとられます。今年の春運の実施期間は2月2日から3月13日までで、現地では地元政府と鉄道部門が連携して、5640番列車の一部車両を予定通りに「にぎやかな中国年・貴州南東の味を求めて」をテーマにした「新春年越し商品店舗」にしました。沿道住民は自ら栽培した野菜や育てた鶏や鴨、自ら作った地元の特産品などを車内に設置された商品棚に並べて、乗客が選んで購入できるようにしています。

車内ではこのほか、それぞれの民族の歌や舞踊が披露され、ミャオ族の刺繍、ろう染めなどの工芸品も展示されています。

貴州省の省都である貴陽市発で終点が同省東部にある玉屏トン族自治県の5640番列車と復路便の5639番列車は1997年に運行が始まった、沿線住民にとって便利な移動手段です。2019年からは列車に乗って山間部を出て商品を売る住民が増え、鉄道部門は車両の一部を「移動市場」にしました。(提供/CRI)

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