「大竹バンブーファイバーパンダ型ヒューマノイドロボット発表および初のバンブーファイバーロボット量産拠点(大竹)プロジェクト調印式」が7日、四川省成都市で開催された。中国新聞網が伝えた。

四川省達州市大竹県の県名は特産物である竹から付けられており、同県では多くの人が竹を使って生計を立てている。今回の大竹県と成都ヒューマノイドロボットイノベーションセンターの協力は自然の竹資源を「AI+」産業に活用するカギとなる措置で、「自然の竹」の「近未来な竹」への飛躍を実現し、県域産業のモデル転換・高度化に新たな原動力が注入されると期待されている。

今回のイベントでは、「竹大」と命名されたヒューマノイドロボットが初公開された。初めてバンブーファイバー復合材料が応用された耐力構造のヒューマノイドロボットは、中国の国宝であるパンダをモチーフにしており、ボディや関節モジュールに大竹産の竹から抽出したバンブーファイバーが使用されている。曲げ係数、引張係数、耐変形能力、材質の強度が全面的に向上しており、軽量で、高強度という物理的特性を備えているほか、グリーンで環境保護というコンセプトも際立っており、さらに、四川省を代表する文化も詰まっている。

バンブーファイバーを使用したパンダ型ヒューマノイドロボットが発表―中国

イベントに登場した「竹大」ロボットは、軽やかな二足歩行やバランスを取る高い能力を披露したほか、音声による指令やボディアクション、アイコンタクトなどを通して、人間のように交流したり、シーンを深く理解したりする能力も披露した。このロボットには、成都ヒューマノイドロボットイノベーションセンターが独自に研究開発した「ブレイン(意思決定計画)」や「小脳(モーションコントロール)」の技術、及びマルチモーダルインタラクション、高速推論モデルが搭載されており、文化・観光ガイドや公共の案内役・教育サポートといったシーンに幅広く応用することができ、テクノロジーと文化の融合が鮮明な製品となっている。

成都ヒューマノイドロボットイノベーションセンターと大竹県の関連機関は調印式において、「成都ヒューマノイドロボット(達州)大竹バンブーファイバーロボット量産拠点投資協定」と、「大竹バンブーファイバーロボットオーダー協定」という重要な協定に調印した。これは総投資額3億元(約67億5000万円)の協力プロジェクトが実施段階に突入したことを意味している。

バンブーファイバーを使用したパンダ型ヒューマノイドロボットが発表―中国

今回調印された量産拠点プロジェクトでは、大竹県の経済開発区に敷地面積2万平方メートルの標準化工場がパンダ型ロボット生産プロジェクトと電気機械一体化コア部品生産プロジェクトに分けて建設されることになっている。パンダ型ロボット生産プロジェクトでは、特別材料研究開発センターが設置され、竹繊維応用材料と3Dプリント材料が開発され、パンダ型ロボットの生産拠点となる計画だ。電気機械一体化コア部品生産プロジェクトでは、一体化関節モジュールや専用電気機械、駆動装置といったコア部品の生産ラインが建設されることになっている。

プロジェクトが全て完成し、稼働が始まると、年売上高は4億元(約90億円)以上、納税額は年間1200万元(約2億7000万円)以上に達し、現地で500人以上の雇用が創出される見込みだ。そして、中国のバンブーファイバーロボット量産の分野の空白が埋められるほか、大竹県が中国の県域の「AI+グリーン製造」のモデルケースとなると期待されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

編集部おすすめ