2026年2月10日、韓国・聯合ニュースTVは「安楽死を目的に外国へ行こうとしていたとみられる60代の男性の出国を、警察が航空機の離陸を遅らせることで阻止した」と伝えた。
仁川国際空港警察団によると、9日午前9時30分ごろ、男性の家族から「父が安楽死を目的に出国しようとしている」との通報が入った。
しかし、午前11時50分ごろ、男性の家族が遺書のような手紙を見つけたと知らせたため、警察が航空機の離陸を遅らせ、男性を降ろして長時間にわたり説得。無事、家族に引き渡すことができたという。男性はパリ経由でスイスに行き、安楽死をするつもりだったと伝えられている。
スイスでは医師が直接致死薬を投与する形の安楽死は違法だが、医師の支援を受けて患者が自ら薬物を投与する自殺の形は合法となっている。昨年ネットフリックスで配信されたドラマ「ウンジュンとサンヨン」は末期がんのため余命宣告を受けた主人公が安楽死のためにスイスへ向かうというストーリーで、韓国でも安楽死への関心が高まった。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「人はいつか死ぬんだから、自分で死を選べるようにしてほしい」「他人に迷惑をかけず本人の選択で楽に死を受け入れることは悪くないと思う」「死なずに国に金をささげなさい、ということで引き留めたんだろ」「人間の尊厳を守らせてほしい。認知症になった状態で長生きしたくない」「自分も人生の最後は自分で決めたい。病気になると、自分だけじゃなく周りのみんながつらい時間を過ごすことになる」「安楽死についての社会的討論が必要な時期が来たと思う」といった意見が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)











