独ドイチェ・ベレの中国語版サイトは9日、ミラノ・コルティナ五輪の開会式が中国のインターネット上で熱い議論を巻き起こし、かつての「ハイクラス」な欧州が再び戻ってきたかのようだとする記事を掲載した。

記事はまず、中国のインターネットでは近年、「欧州なんてたいしたことない」「今は中国の方がすごい」という論調が主流だったが、開会式の翌日には、イタリアの洗練された美意識を称賛したり、欧州の文化の蓄積に感嘆したりする投稿やショート動画があふれ返り、開会式のファッションをハイライトで紹介する非公式動画には24時間で100万件超える「いいね」が寄せられたと伝えた。

五輪開会式をきっかけに中国でかつての「ハイクラス」な欧州が復権?―独メディア

そして、イタリアのエンポリオ・アルマーニや米国のラルフローレン、カナダのルルレモン、ドイツのアディダス、フランスのモンクレールなどが自国や他国の選手団に提供した公式ユニホームが多くの称賛を集めたのに対し、中国のスポーツブランド、Li-Ning(リーニン)が手がけた中国選手団の公式ユニホームは、赤と黄色の組み合わせで「トマトとたまご炒め」とやゆされたかつての配色はなくなったものの、その全体的なクオリティに失望の声が多く寄せられたと伝えた。

記事は、ロシアとウクライナの戦争やトランプ氏の米大統領返り咲きなどを受け、中国のインターネットでは近年、東洋(中国)が興隆し西洋(欧米)が衰退するという「東昇西降」の論調が主流となっていると指摘。「今回の開会式が、中国の一部の人が抱く欧州に対する否定的なイメージを変えることができるかどうかはまだ分からないが、世界が注目するこのスポーツイベントにおいて、ミラノは芸術とデザインを通して、エレガンスそのものが表現の一形態であることを世界に示した」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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