2026年2月16日、香港メディア・香港01は、妊娠に気づかず3000キロを徒歩で移動していた女性が、風邪で受診した当日に出産したと報じた。
記事は、新疆ウイグル自治区のトレッキンググループのメンバーとして、新疆ウイグル自治区ハミ市から河南省洛陽市までの全行程約3000キロに及ぶ超長距離を徒歩で踏破する活動に参加していた董(ドン)さんが13日、風邪の症状を訴えて病院を受診した際、医師から妊娠の事実を告げられ、そのわずか10時間後には男児を出産したと伝えた。
記事によると、一行が出発してからすでに139日が経過しており、董さんは4カ月以上に渡っておなかに赤ちゃんがいる状態で徒歩活動を行っていたことになる。
診察当時、董さんはすでに破水しており、子宮口が6センチも開いているという極めて切迫した状態だった。本人は長距離移動中に全く妊娠に気付かず、自覚がないまま分娩が進行していた事実に医療関係者も驚きを隠せなかったという。
記事は、これほどまでに出産直前まで妊娠を自覚できなかった背景について、医学的、体質的な観点から分析。董さんは多嚢胞性卵巣症候群を患っており、平素から月経不順であったほか、妊娠初期特有のつわりなどの自覚症状も皆無で、体重の増加についても単に太っただけだと誤認していたという。
一方で、診察に当たったハミ市中心医院の産婦人科医は、適切な妊婦健診を受けずに過酷な徒歩移動を続けたことによる母体と胎児への大きなリスクを指摘しており、董さんは現在入院して経過観察を受けているとのこと。
生まれた男児は1カ月の早産とみられるものの、幸いにも各種検査の結果は良好であり、母子共に健康だという。(編集・翻訳/川尻)











