中国メディアの騰訊科技は17日、1億元(約22億円)ともされる費用を払ってまで「春晩」に出演したロボットたちは何を争っているのかとする記事を配信した。
記事によると、中国中央テレビ(CCTV)が16日放送した春節(旧正月)恒例の人気番組「春晩」には、過去最多となる宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)、銀河通用(ギャルボット)、魔法原子(マジック・ラボ)、松延動力(ノエティックス)の4社の人型ロボットが出演した。
記事は、国民的番組での露出は絶好のアピールの場である一方で、国民的プレッシャーを受けることも意味し、そこでのミスは絶対に許されないとし、ノエティックスの創業者である姜哲源(ジアン・ジャーユエン)氏がかつてメディアのインタビューで「今回の春晩で失敗すれば、松延動力は極めて危険な状態に陥ることになる」と語ったことを紹介。春晩にとってその使命とは、最先端技術の動向を一般の人々に認知させることと、中国製造(メード・イン・チャイナ)と中国智造(中国のスマート製造)の実力を人々に披露することだが、ロボット4社にとって最も懸念するのは、おそらく視聴者からの批判だろうと伝えた。
記事は、4社の市場価値はユニツリー・ロボティクスが約120億元(約2640億円)、マジック・ラボが約35億元(約770億円)、ギャルボットが約30億元(約660億円)、ノエティックスが約20億元(約440億円)に上ることに触れた上で、2026年は「エンボディドAI元年」とされるとともに限られた「空白期」でもあると指摘。中国企業が「焦る」背景には、人型ロボット「オプティマス」の年間100万台生産を目指す米テスラなどのライバルとの競争やそこから来る重圧があると伝えた。(翻訳・編集/柳川)











