2026年2月17日、台湾メディア・自由時報は、日本の人気歌手・倖田來未さんが3月21日に予定していた香港でのツアーコンサートが、主催者により「突発的な不可抗力要因」を理由に突然中止されたことを報じた。
記事は、倖田さんの今回のツアーが日本国内で16公演を予定している中、香港公演がツアー唯一の海外公演であったと紹介。
また、主催者はコンサートの準備段階から広く注目を集め、アーティストチームとともに多大な労力を注いできたと説明し、中止を深く遺憾に思うとした上で、既にチケットを購入したファンに対し、チケット代金および速達料金を元の支払い方法で全額返金すると約束したことも伝えている。
記事はその上で、この中止が日中間の外交的緊張という、より大きな潮流の中に位置づけられると分析。歌手の浜崎あゆみさんによるマカオ・上海での公演が相次いでキャンセルとなったほか、香港の歌手イーキン・チェン(鄭伊健)さんも昨年12月に予定していた東京公演が直前にキャンセルとなったことを紹介した。
さらに、昨年12月に広東省広州市で開催予定だったスタジオジブリ展さえも延期に追い込まれるなど、民間文化交流イベントが次々と影響を受けてきた実態を伝えた。
記事は、過去の香港は外交情勢の変動から比較的隔絶されていたと指摘した上で、23年の日本による処理水放出問題以降、中国側の対抗措置が香港にも波及し始めており、今回の「不可抗力」という言葉の裏に政治的・外交的な圧力が潜んでいるのではないかとの見方が強まっていると報じた。(編集・翻訳/川尻)











