中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の旧暦大みそか特別番組「春節聯歓晩会」(春節の夕べ、略称「春晩」)は、中国の伝統文化と最新技術が融合した多彩な演目が目玉となっています。今年の「春晩」では見事な武術を披露したロボットが話題になっているほか、四川省宜賓市の分会場で披露された演目「立上流」に登場した「ジャイアントパンダ」の群れも大きな注目を集めました。
「この『ジャイアントパンダ』は本物のパンダではなく、実は、『ジャイアントパンダ』の『服』を着たロボット犬だった」。そう明かしたのは、開発に携わったロボット企業の研究開発センターでテストを担当するエンジニアの王双双氏です。
王氏によると、ロボット犬とジャイアントパンダでは、動きの特性が大きく異なることから、テクノロジー色の強いロボット犬に、ジャイアントパンダ特有の愛らしい仕草をどのように再現させるかが、開発チームにとって最大の課題だったということです。チームは、ジャイアントパンダの映像を繰り返し見て、日常の動きを観察し、さまざまな歩行パターンを試しながら、幾度も動作プログラムを調整しました。
歩き方だけでなく、ジャイアントパンダの外見をよりリアルに見せることや、ロボット犬が厚みのある着ぐるみを装着した状態でも安定して動作させることも難題でした。
王氏は、「チームは3Dモールド技術を採用して『パンダ』の外装を制作した。その際、放熱孔を追加し、モーター部分にも冷却ファンを増設した。2カ月以上にわたる調整を経て、ようやく番組に登場した『パンダ』が完成した」と説明しました。
宜賓市は、野生のジャイアントパンダが生息する世界最大規模の保護区群があり、ジャイアントパンダとゆかりの深い地域として知られます。「春晩」では、100頭の「パンダ」が一斉に登場し、甘えるような仕草や新年の挨拶を思わせるかわいい表情を見せ、観客や視聴者の心をつかみました。(提供/CRI)











