中国の三峡集団は2月17日、人工繁殖で育成した中華チョウザメの親魚が自然産卵・受精し、稚魚のふ化に成功したと発表しました。最初の稚魚は、順調に摂食を始めており、生育状況は良好だということです。

養殖を担当するシニアエンジニアの張徳志氏によると、稚魚の各種生理指標は正常で、研究チームは綿密な育成計画を策定し、水質や水温などの重要な条件を、稚魚の発育に最適な範囲に厳格に管理し、厳重に消毒した生き餌を与えることで、稚魚の安全かつ十分な栄養摂食を確保しているとしています。

今回の稚魚の健全な成長は、中華チョウザメの自然産卵試験が「産卵・受精」から「稚魚の生残」に至るまで科学的に実証されたことを示しています。

この試験は、2025年11月下旬から12月上旬にかけて湖北省宜昌市の長江本流に建設された葛洲壩の下流域で実施されました。研究チームは水中地形を再構築し、水流条件を改善することで、中華チョウザメの産卵に適した現地実証試験場を整備しました。そして、人工的に繁殖・成熟を調整した中華チョウザメ25匹を放流し、試験を行いました。

観測データによると、親魚は試験場の水温や流動状態に適応した後、追尾や伴泳といった典型的な繁殖行為を自発的に行い、産卵と受精に成功しました。研究チームは、受精卵300個余りを採取し、基地へ移送してふ化・保育を続けていました。

三峡集団国家工程センターの特別招聘教授で、武漢大学の常剣波教授は、今回の試験について、「二つの重要な科学的仮説が検証された。第一に、長期にわたり人工飼育されてきた中華チョウザメにも、自然繁殖の遺伝的本能が保持されていること、第二に、長江の現在の水文環境は、特定の地域と時期において、依然として中華チョウザメの自然繁殖を支える潜在力を有しているということだ」と説明しました。(提供/CRI)

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