2026年2月25日、中国メディア・観察者網は米CNNの報道を引用し、TikTokなどの海外SNSで中国式の健康法を取り入れる「極致中国化(Chinamaxxing)」と呼ばれるトレンドが西洋の若者の間で広がっていると報じた。
記事は、アジア文化の波がこれまで何度も西洋を席巻してきたが、今回のブームは過去の韓流や日本文化ブームとは本質的に異なると指摘。
さらに、米国の若者が自国に抱く「幻滅」を反映しているとも分析し、政治的動揺や銃暴力、人種問題が米国の「華やかな」イメージを損ない、太平洋の向こう側の生活への好奇心を生んでいると伝えた。
また、強硬な移民政策が留学生を米国から遠ざけ、研究予算の削減が優秀な科学者を中国に向かわせ、関税戦争が同盟国の不満を招くなど、具体的な政策面での失望も若者の幻滅感を深めていると主張し、中国関連動画のシェアにもこうした感情が表れているとした。
このほか、上海や重慶など中国大都市の清潔な街並みや良好な治安、未来感あふれる都市景観を映した動画が特に米国のSNSで人気を集めていることにも言及。CNNも中国社会が完璧ではないとしつつ、これらの映像が米国の老朽化したインフラや高騰する生活費と鮮明な対比をなしていることを認めたと紹介した。
そして、ハーバード大学の科学史博士である方天宇(ファン・ティエンユー)氏が「このトレンドは米国人が中国に対して抱く感情というより、米国人が自国に対して抱く感情をより反映している」との見解を示したことを伝えている。
記事は、長く日韓に比べて弱いとされてきた中国のソフトパワーがここ数カ月で変化しつつあり、中国のゲームや映画、ラブブ(Labubu)のようなフィギュアが、西洋における中国文化のイメージを塗り替え始めていると紹介。米中間の地政学的競争が激化する中、こうした文化の潮流が両国間に予期せぬ「デジタルな架け橋」を築いていると結んだ。(編集・翻訳/川尻)











