2026年2月25日、韓国メディア・アジア経済は、今年の春節(旧正月)連休に中国人観光客が最も多く訪れた国はタイとなり、これまで人気の旅行先だった日本は、政治的緊張の影響で訪問客が急減したと報じた。

記事によると、旅行会社の集計で2月15~23日の春節連休期間中にタイを訪れた中国人観光客は約25万人に達し、前年同期より約6万人増加した。

これはタイ政府の予想(約24万1000人)を上回る数字だという。旅行先ランキングは、2位が韓国、3位がマレーシア、4位がシンガポールと続いた。
春節連休で中国人が最も多く訪れた国はタイ=韓国ネット「意外」「韓国が1位かと」
スワンナプーム国際空港

今年の春節は9日間にわたり、世界的な旅行業界の繁忙期として注目を集めた。24年には、中国人観光客の海外旅行市場の規模は約1400億ドル(約22兆円)に達したとされている。また、今回の連休中、韓国における中国人観光客の消費額は少なくとも3億1900万ドル(約496億円)に上ったと推計される。

一方、日本を訪れた中国人観光客は約13万人にとどまり、前年同期の26万人から半減したという。背景には、高市早苗首相の発言による日中関係の緊張があるとみられ、中国当局が日本旅行の自制を呼び掛けたことで、航空会社は多数の便を欠航させた。しかし、団体客減少の一方、富裕層や個人旅行客は引き続き日本を訪れる動きも見られるという。

これについて韓国のネットユーザーからは「韓国が1位かと思っていた」「タイが人気なのは少し意外」「日本の人気の下がり方がここまでとは」「日中関係悪化の影響が思ったより大きい」「約496億円はすごい額だ」などの声が上がった。

また、「韓国ももっと観光客の受け入れ体制を整えるべき」「物価高で飲食業などは低迷しているから、観光客に頼るしかない」「観光業の売り上げは大きいが、オーバーツーリズムは問題だ」「政府がもっと支援をしないと、民間だけで対応するのは限界がある」「国や自治体で観光客向けの案内板などをもっと充実させてほしい」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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