台湾メディアの工商時報は2日、「訪日旅行の一番の悩み」と題する記事を掲載。ごみ箱が少ないことが外国人観光客の最大の悩みになる一方で、「ごみ箱を設置しない」という日本の対応も限界を迎えていることを伝えた。
記事は、「日本の公共の場所ではごみ箱がほとんど見当たらず、手元のごみを捨てられないことが外国人旅行者にとっての最大の難題になっている。観光客らはごみを衣服のポケットに入れるしかなく、日本の名所を巡りながら『人間ごみ箱』と化している」と指摘した。
そして、昨年12月に日本を旅行した32歳の米国人旅行者の話として、「日本へ到着するやいなや、SNSで見たフロートアイスコーヒーを買おうとセブン-イレブンへ駆け込んだ。しかし、飲み終えた後、プラスチックカップを捨てるごみ箱が見つからなかった。最終的に、ユニクロで大きなポケットが付いた上着を購入し、旅行中はそこを携帯ごみ箱にした」と伝えた。
記事は、「日本には公共のごみ箱がほとんどないにもかかわらず、数十年にわたり世界で最も清潔な場所との名声を保ってきた。しかし、コロナ後に大勢の外国人観光客が日本へ押し寄せ、この均衡が崩れた。観光客が集中する地域ではポイ捨てが見られるようになり、地方当局はごみ管理の在り方を改めて検討し始めている」とした。
そして、日本政府観光局の調査で「ごみ箱が見つからないこと」が外国人観光客の最大の困りごとになっていることに触れた上で、昨年秋に東京を旅行した44歳の米国人女性が「近くのコンビニから宿泊していた民宿まで歩いて戻る道沿いにごみ箱が一つもなかった。米国なら20カ所は見かけると思う」と話したこと、46歳の観光客の男性が屋外でごみ箱を発見した際に「まるで絶滅危惧種を発見したかのよう」と驚き、動画を撮影したことを紹介した。
記事は、「日本の人々は通常、ごみを家に持ち帰って処分しており、観光客もそれに従うことを期待してるが、日本側のこうした期待は実現が難しいことが明らかになった」と言及。「路上のごみ箱が少ないため、設置されているごみ箱はすぐに満杯になり、一部の旅行者は生け垣に捨てたり、ボトルやカップを窓のふちにおいて去っていったりする。
そして、現在では観光客が多く集まる東京・渋谷のコンビニやカフェではごみ箱の設置が義務付けられ、違反した店には罰金が科されるようになったこと、奈良公園では40年ぶりにごみ箱が設置されたことを紹介している。(翻訳・編集/北田)











