宇宙で地球の生命を育むことは科学者たちの最先端の研究分野です。先日、重慶大学の委託で快舟11号遙8運搬ロケットに搭載した宇宙船「迪迩5号」が軌道上での実験ミッションを終え、搭載機器内の「宇宙のチョウ」が自律でさなぎから羽化しました。
チョウのさなぎの選別から閉ループ型生態系の構築、技術的課題の克服、正確な打ち上げと軌道への進入まで、この一連のプロセスにより、チョウは宇宙での羽化に成功しました。研究者にとって、低コストで極限まで簡素化された今回の実験は、将来の宇宙農場建設に向けた新たなアイデアを提供するものです。
宇宙船「迪迩5号」に搭載された「神農開物2号」というペイロードは地球の生態循環の原理に基づいて設計され、トウガラシの苗が酸素を生み出すことでチョウの生存に必要な基本的な条件を提供します。また、微生物ユニットが有機性廃棄物を処理し、装置内の気体成分の安定を維持します。今回の実験では、チームは放射線防護装置の追加設置や積極的な温度制御を行わず、実際の宇宙環境を最大限に活用して全プロセスを宇宙の極端な環境下で行うことで極端な条件下での生命の生存と物質循環の可能性を検証しました。
「宇宙のチョウ」実験の成功で、「植物-動物-微生物」の三連閉鎖ループが宇宙の微小重力環境下でも機能することが検証されました。今回の軌道上実験は民間宇宙企業の支援により実施され、「神農開物2号」の部品の90%以上に工業用製品が使われています。実験の信頼性を確保すると同時に、研究開発と打ち上げのコストを大幅に削減し、研究開発サイクルを短縮し、宇宙科学試験の商業化と普及のための現実的な道筋を示すものとなりました。(提供/CGTN Japanese)











