2026年3月2日、香港メディア・香港01は、中国の電子機器大手・シャオミ(小米)の人型ロボットが自動車工場での実地試験を開始したことを報じた。

記事は、シャオミ創業者で会長兼CEOの雷軍(レイ・ジュン)氏が同日、自社の人型ロボットが自動車工場で実習を開始したことを明らかにしたと紹介。その上で、雷軍氏が「今後5年間で大量の人型ロボットがシャオミの工場で働くようになる」との見通しを示したことを伝えた。

その一方で、ロボットの実用化における最大の壁として「生産リズム」の問題に言及。研究室での技術開発では1万回の失敗から1回の成功を導けばよいが、実際の工場では1万回すべてのタスクで成功しなければ生産要件を満たせないと指摘した。

そして、この問題について雷氏が「まだ少し不器用に見えるかもしれないが、非常に意義のある始まりだ」と述べたことを伝えている。

記事は、今回の実証では具体的な成果が示されたとし、人型ロボットが実際の自動車工場でナットの取り付け作業に連続3時間従事し、両側同時取り付けの成功率が90.2%に達したと紹介。最速76秒という生産ラインのタクトタイム要件も満たしたと報じた。

また、雷氏が今後もスマート製造における人型汎用ロボットの大規模な応用を引き続き推進していく姿勢を強調しており、今回の「実習」が、あくまで5年以内の大量導入という目標に向けた具体的な一歩であるとの認識を示したことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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