2026年2月28日、中国のポータルサイト・捜狐に「呪術廻戦」第3期の最新話で中国語のセリフがカットされたと指摘した記事が掲載された。

記事は、「アニメ『呪術廻戦』第3期の最新話・第8話が放送された。

天才呪術師・日車寛見(ひぐるまひろみ)が初登場し、全体としての完成度は高く、原作漫画のコマ割りから一定の改変は見られるものの、クオリティーは比較的良好であったと言える」と述べた。

その上で、「細かく視聴した人であれば気づいたかもしれないが、アニメ版ではコマ割り以外にもう一つ細かい変更があった。それは、物語終盤に羂索(けんじゃく)が登場する場面である。原作漫画では、羂索が中国を訪れ、とある会議に参加する。相手は会うなり羂索に着席を促し、強い威圧感を漂わせる。さらに羂索は中国語で『招待してくれてありがとう』と発言していた」と説明した。

そして、「アニメ版では、この場面のセリフがカットされた。字幕表示はあるものの、中国語の音声は流れず、羂索が中国語を話す場面を実際に聞くことはできなかった。この処理は、昨今の日中関係を考慮した判断である可能性が高い。作品が一部の論争材料として利用されることを避ける意図があったのだろう」と予想した。

また、「中国は『呪術廻戦』および制作会社であるMAPPAにとって重要な市場であり、MAPPAの世界初の旗艦店も上海に存在する。そのため制作側としても慎重にならざるを得なかったのだと考えられる」と論じた。

一方で、「この場面の演出処理自体は非常に巧みであった。中国語のセリフはカットされたが、爆発音の演出と組み合わさることで違和感はそれほどなく、むしろ強い緊張感が演出されていた」とも評した。

なお、この変更に対して中国のネットユーザーからは「まあ、いいと思う。少なくとも再現はしてくれたし、やっぱり自国のことだし、無茶はできないだろうし、中国の視聴者のこともちゃんと尊重されてる」「もし自分が見ている漫画やアニメがこの制作レベルの半分でもあれば、普通に大喜びなんだけど」「MAPPAがこういう変更を加えたことで、逆に芸術性も増した感じ。まるで大雨が来る前の静けさみたい」などと、前向きな反応が寄せられた。(翻訳・編集/岩田)

編集部おすすめ