中国メディアの界面新聞によると、中国ネット通販大手アリババグループの創業者である馬雲(ジャック・マー)氏は3日、同グループの蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)主席、呉泳銘(エディ・ウー)最高経営責任者(CEO)、金融会社アント・グループの井賢棟(エリック・ジン)董事長らとアリババが出資する浙江省の私立学校「杭州雲谷学校」を訪問し、人工知能(AI)がもたらす挑戦と機会をめぐり、校長や教師らと心おきなく話し合った。

馬氏は「AI時代が急速に到来した」とし、「その社会に与える衝撃は想像を絶する。

私たちは誰も十分な準備ができていないが、10代の若者には最も変わる希望と機会がある。だからこそ、ここに来た目的は、アリババの最近のAIに対するますます鮮明な洞察を教師らと共有することだ」と述べた。

そして「AIの衝撃は非常に大きいが、機会もとても大きい。AIは教育を教育自身に回帰させる機会をもたらしている。丸暗記や詰め込みに費やしていた時間を、創造力と想像力を育むことに充てられる」とし、「私たちがここに集まったのは、この変化が非常に速く訪れるので、子どもらが今から学び始めてAIと共存し、この巨大な変化に適応できるよう手助けすることだ」と述べた。

ジャック・マー氏とアリババ幹部らが「異例」ぞろいAI論議―中国メディア

アリババはAIへの投資を強化している。今年の春節(旧正月)に合わせて100億元(約2200億円)以上を投じ、同グループの消費者向けAIアプリ「千問(Qwen)」で飲食やチケットの予約などを体験するキャンペーンを展開し、累計1億3000万人が参加した。

千問は、AICPBによるAIアプリの月間アクティブユーザー(MAU)に基づくランキングで、米オープンAIの「ChatGPT」と中国の字節跳動(バイトダンス)の「豆包(Doubao)」に次いで世界3位となっている。(翻訳・編集/柳川)

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