山西省運城市新絳県三泉鎮白村で3日早朝、「00後(2000年以降生まれ)」の若者・周宇諾(ジョウ・ユーヌオ)さんが鏡を見ながら顔に臉譜(隈取)を施し、「以前は古代の土地神を祀る儀式に由来する行事『社火』は時代遅れと思っていた。でも、今は最高の中国式ロマンだと思う」と感慨深げに語った。
春節に合わせた2月15日から23日までの連休中、たくさんの若者が周さんのように、顔に臉譜を施して高蹺(高足踊り)などを披露し、社火チームの主力として活躍した。ソーシャルメディアでは「若者が社火を継承」が話題となっている。
中国で1000年以上の歴史を誇る社火は一種の伝統民俗芸能の行事で、民族舞踊「秧歌(ヤンコ踊り)」や「高蹺」、船の衣装で踊る「跑旱船」などが行われる。民間の社火は2006年に中国の国家級無形文化遺産の代表性項目に登録された。
中国の国力が総合的に増強され、文化に対する自信が広く提唱されていくにつれ、インターネット時代に成長したZ世代は「中国風」や「国潮(中国の伝統要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)」に対して、自然と好感を抱くようになった。
世界観光機関(UNWTO)の専門家・賈雲峰(ジア・シュエフォン)氏は、「今の世代の若者は文化消費者として伝統的な民俗行事に積極的に関わっている。彼らは社火のパフォーマンスを『没入型伝統文化体験』と見なし、そこに楽しみや社交の場としての価値を見出している」との見方を示す。
広東省汕頭市では03年生まれの鄭浩彬(ジョン・ハオビン)さんが女性の「英歌」チームを結成し、国家級無形文化遺産代表性項目の伝統舞踊「英歌舞」にアレンジを加え、そこに巧みに武術を織り交ぜたパフォーマンス「龍鳳呈祥」を披露して、高く評価されている。周さんは「歴史ある伝統技術のバトンを受け取って、未来へとつなぎたい。私たちは若者のスタイルで、それが生き続けるようにし、人気を高めたい」と話した。











