上海市で3日、2026年の上海市春期雇用促進特別キャンペーン・大学卒業生求職マッチングイベントが開催された。春節(旧正月、今年は2月17日)以降に上海で初めて行われた大規模な就職マッチングイベントで、会場では企業側から次々に求人が寄せられ、求職者が続々押し寄せるといった需給そろって活発な様子が見られた。
今回は企業1000社が一堂に会し、1万3000件を超える求人があった。会場で受理された履歴書は累計2万9000件に上り、初期段階の雇用意向を締結した求職者は約7100人だった。ライブ配信による求人紹介の視聴者は延べ6万6000人に達した。
今回はAI関連の求人が「主役」だった。AI分野の求人数は前年同期比で10%以上増加し、大規模AIモデル構築、アルゴリズムエンジニア、機械学習、AIエージェント開発などの人材が特に人気を集めた。うちAIエージェント開発アルゴリズムエンジニアの月収は4万元(約90万円)からとなっており、条件を満たしたトップレベルのイノベーション人材なら「給与は個別に交渉、上限なし」といった状況だ。
上海西井情報科技の張波(ジャン・ボー)シニア副社長は、「当社の職種の9割以上はAIと関係がある。基礎的なコーディング作業は徐々にAIアシスタントに取って代わられるようになっており、企業としてはシステム設計、創意工夫が求められる問題解決、人間とAIの協働などの能力をより重視している」と話した。中国科学院上海ケイ酸塩研究所は「材料+AI」部門を特別に設立して、学際的な人材の誘致・育成に一層力を入れ、従来の科学研究とAIの深い融合を推進するという。
AIは求人の注目点であるだけでなく、就職関連サービスの新たなシーンも作り出した。今回のイベント会場では「AI+就職」サービス体験区が非常に人気で、AI仕事探しグラス、AI模擬面接といったデジタルツールが登場し、求職者は「動き回りながら仕事を探し、いつでも履歴書を送ることができる」ようになった。











