仏RFIの中国語版サイトは9日、昨年11月に大規模火災が発生した香港北部の大埔区にある高層住宅群「宏福苑」から貴重品を盗んだ疑いで補強工事を担当していた作業員3人が逮捕されたことを受け、政府の統治能力が改めて問われているとする記事を掲載した。
記事によると、3人は建物に侵入し、約9万香港ドル(約180万円)相当の貴重品を盗んだ疑いがもたれている。
窃盗事件を受け、数百の被災住民が李家超(ジョン・リー)行政長官に宛てた書簡に署名し不満を表明した。政府の怠慢により宏福苑が「無防備な鶏籠」と化していると非難する声もあった。評論家らは、警察が事前に適切な警備措置を講じず、事後にようやく「羊を失ってからおりの修繕をする」ように検査を強化したことが、政府の統治の問題点をさらに浮き彫りにしていると指摘した。
政府は窃盗事件発生前、住民らは早ければ4月末までに住居に戻って貴重品や記念品を回収できるようになるとの見通しを示していた。
報道によると、修繕工事中の宏福苑の火災では4000人余りが住む高層集合住宅7棟が焼け、160人超が死亡した。(翻訳・編集/柳川)











